現代製鉄、次世代電気自動車市場攻略の本格化…新製品開発に拍車

[現代製鉄、次世代電気自動車市場攻略の本格化…新製品開発に拍車]


 
現代製鉄が次世代電気自動車用の高性能素材市場への攻略に拍車をかけている。
 
現代製鉄は現代自動車・起亜のナムヤン研究所・基礎素材研究センターとともに、1.8GPa(ギガパスカル)プレミアムホットスタンピング(Hot Stamping)鋼を開発し、世界初の量産に成功したと23日、明らかにした。
 
現代自の次世代電気自動車のジェネシスイレクトゥリファイド(Electrified)G80(G80EV)や新型G90に新規鋼種を供給している。昨年から現代自に初度の供給を開始しており、今年からは毎年14万5000枚を供給する。これは電気自動車約3万台に使用できる量だ。
 
1.8GPaの強力なホットスタンピング鋼は、車を軽くするだけでなく、自動車衝突の際、乗客の安全性を確保できるという長所がある。従来の1.5GPaホットスタンピング鋼に比べ、引張強度を20%向上させており、部品製作の際は約10%軽量化が可能だ。
 
一方、現代製鉄はエコ自動車の素材市場を先取りするため、韓国忠清南道礼山に22期と蔚山に2基のホットスタンピングの設備ラインを構築した。両工場では年間最大5800万枚を生産することができる。これは国内1位、世界3位の生産規模だ。
 
エコ自動車鋼板の開発も盛んに行われている。現代製鉄は昨年初め、1.5GPa MS(Martensitic)鋼板の開発に成功した。
 
現代製鉄が開発した1.5GPa MS鋼板は従来に開発された同一規格鋼板に比べ、平坦度と耐亀裂性を大幅に改善した製品だ。会社はこの製品を通じ、これまで欧州、米州の鉄鋼会社が独占していた超高強度の冷延鋼板市場に進入できるようになった。今後、現代自・起亜だけでなく、グローバル自動車にも関連製品の供給がなされるものと期待している。
 
現代製鉄は電気車用の高性能素材市場攻略のため、減速機ギア向け合金鋼と当該製造技術を開発し、産業通商資源省から新技術認証(NET、New Excellent Technology)を獲得した。現代製鉄が開発した合金鋼は従来の減速機部品に入る鋼種比、熱変更が48%向上し、ギア駆動時に発生する騒音を減少させ、これによって走行静粛性が改善されたという点が特徴だ。
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