6月、市中に供給された資金12兆ウォン↑・・・3ヵ月連続「過去最高」

[写真=Gettyimagesbank]


韓国の市中に供給された資金が3ヵ月連続で過去最高を記録している。

11日、韓国銀行が発表した「2022年6月の通貨および流動性」によると、5月の1ヵ月間の通貨残高(M2基準)は3709兆3000億ウォンと集計された。これは史上最高値を更新した前月(3697兆ウォン)より12兆ウォン程度(0.3%)増加した数値だ。昨年から急激な増加傾向を続けていた市中通貨量は、今年3月にしばらく停滞するかのようだったが、4月に再び反騰して史上最大の行進を続けている。ただ、前年同月比増加率は8.8%で前月(9.3%)より鈍化した。

広義の通貨(M2)とは広い意味の通貨量指標を意味する。現金と要求払い預金、随時入出金預金など、直ちに現金のように使えるお金だけでなく、マネーマーケットファンド(MMF)、2年未満の定期預貯金、収益証券、譲渡性預金証書(CD)、買戻し条件付債券(RP)など、簡単に現金化できる短期金融商品まで含まれる。

商品別では定期預貯金が最近1ヵ月間で22兆ウォン以上増加した。安全資産の選好現象と金利上昇が相まって資金が集中したとみられる。反面、市場金利が上昇したことによりMMF(マネーマーケットファンド)は前月対比10兆ウォン以上減少し、待機資金の性格が強い随時入出金式貯蓄性預金もやはり2兆7000億ウォンほど減った。

経済主体別では、家計や非営利団体が保有している流動性規模が前月より15兆ウォン(14兆7000億ウォン)近く拡大した。市場金利上昇と安全資産選好の余波で定期預貯金を中心に増加したのだ。企業の流動性規模は金融支援と運転資金需要関連融資が増え、前月対比13兆7000億ウォンほど増えた。その他の金融機関の場合、MMFを中心に17兆ウォンほど減少した。その他部門の場合、小商工人支援など財政資金流入で定期預貯金を中心に6兆4000億ウォン程度増加した。

一方、短期資金指標であるM1(協議通貨)は1375兆6000億ウォンで、前月比0.1%増となり、6ヵ月連続で増加した。M1はいつでも現金化が可能で、高い収益率に沿って動きやすい資金を意味する。前年同月比では7.8%増え、昨年2月(26.0%)以来、増加幅の下落が続いた。
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