為替レート1410ウォン突破・・・2009年3月以降13年6ヵ月ぶりに「最高」

[写真=聯合ニュース]


米連邦準備制度(Fed・FRB)の3連続「ジャイアントステップ(政策金利の0.75%ポイント引き上げ)」の影響でウォン・ドル為替レートが1410ウォンを突破した。2008~2009年のグローバル金融危機が発生して以来、最も高い水準だ。連邦準備制度理事会が高騰する物価をつかむ前まで経済成長率の下落まで甘受するという立場を強調すると、ドルが強気を維持した。専門家らは、年内に為替レートが1450ウォンまで値上がり(ドル高)する可能性も排除できないと見通した。

22日、ソウル外国為替市場でウォン相場は、前取引日の終値比15.5ウォン上がった1409.7ウォンで取引を終えた。同日、1398ウォンに出発したレートは開場直後1400ウォンを突破し、一時1413.2ウォンまで値上がりした。為替レートが1410ウォン台を記録したのはグローバル金融危機当時の2009年3月31日(高価基準1422ウォン)以来13年6ヵ月ぶりだ。

年明けに1200ウォン水準だった為替レートは、今年上半期に、連準の金融引き締め、ロシアとウクライナ間の戦争や中国のコロナ19封鎖措置のような悪材料が重なって上がり始め、6月23日に1300ウォンを突破した。その後も主要国中央銀行総裁らが参加する経済政策シンポジウムである米国のジャクソンホール会議で米国連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長と議員たちのタカ派(金融引き締めを好む)的な発言が出てドル高が続いており、先月29日に為替は1350ウォンを、今月2日に1360ウォン、5日に1370ウォン、7日に1380ウォン、14日には1390ウォンを次々と突破した。

同日の為替レートは、昨夜、Fedのジャイアント・ステップの決定だけでなく、政策金利は当分引き上げられるだろうという憂慮が反映されて上昇したと分析される。連邦準備制度理事会は、今年に2回(11月・12月)残っている連邦公開市場委員会(FOMC)会議でそれぞれジャイアント・ステップ、「ビッグステップ(政策金利の0.50%ポイント引き上げ)」に乗り出すと予想される。実際に米連邦公開市場委員会(FOMC)委員たちの金利見通しを示す点図表で今年末予想の金利水準は4.4%、来年末に金利水準は4.6%に上方修正された。去る6月の点図表でそれぞれ3.4%、3.8%を言及していた点を考慮すると非常に大きな幅の上昇だ。

政策金利の引き上げは、企業の投資と家計消費を萎縮させ、景気低迷を誘発する。これは安全資産に対する選好を呼び起こし、ドルの価値を高めて為替レートの上昇を煽る。実際、Fedが昨年下半期から制作金利を急速に引き上げた結果、ドル価値は20年ぶりに最高値を記録した。

専門家らは今年第4四半期までに為替レートの上段を1450ウォン台まで開いておかなければならないという立場だ。興国証券のキム・ジュニョン研究員は「グローバル景気鈍化が続き、年末までに為替レート上段が1450ウォンまで上がる可能性もある」と話した。


 
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