セウォル号の沈没事故から一ヶ月を前に、被害者家族にさまざまな面での苦痛の時間が続いている。
事故から間もない時には現場で子供を乗せた船が徐々に沈む様子を見た。まともに救助が行われないので、彼らは政府関係者を捕まえて声がかれるほど叫んで訴えた。
11日現在の遺族たちの声は相変らずそのままだ。様々な理由があるが、最も大きい要求事項は「事故当初、子供たちは明らかに生きていたのに、なぜ救助作業を行うことができなかったのか真実を知りたい」ということだ。
このために署名運動やデモが行われている。
8~9日には、100人余りの遺族たちが子供たちの遺影を持って上京し、交通事故の死亡者数とセウォル号の被害者数を比較する発言をしたKBSキム・シゴン報道局長を糾弾し、パク・クネ大統領に真相究明も共に要求した。
彼らは汝矣島(ヨイド)にあるKBS本館から大統領府に移り、20時間近く鬱憤を晴らした。真相究明のために大統領と必ず話をしたいと述べた。
生存学生の父兄50人余りも9日、彼らに合流して同じことを訴えた。
当時生存学生の父兄は「私たちだけ生き残って申し訳ないという心が消えない」とし「大統領の謝罪と真相究明、責任者の処罰のために最後まで意を共にする」と話した。
一方、生存学生70人余りの苦痛も大きい。
現在の某所で合宿して治癒プログラムと教科授業を併行しているが、いつ学校に戻れるか未定だ 一部では高校卒業までに外で授業ができるという可能性を提起している。
京畿道(キョンギド)教育庁関係者は「本来2日に人事発令を行う予定であったが、先送りした」として「適切な時期に人事発令を出すだろう」と伝えた。
(亜洲経済オンライン)